コーチングってなに?

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社会人の方で「コーチング」の指導を受けたり、したりした経験はありますか。
まず、コーチングとは何?という方もいらっしゃると思います。
コーチングは主にスポーツ分野でよく使われていた言葉で、選手の潜在能力を高めるための指導方法でした。ですが、近年のビジネス社会においては、人材育成のための指導方法としてすっかり定着しているようです。
そこで今回は、コーチングとは何か、その基本から求められるスキルとは何か、順を追って詳しく確認していきましょう。

◆まず、コーチングとは何か?
コーチングの基本定義は、対話を通じて新しい思考を生み出すことです。
詳しく言えば、対話によって相手の行動計画や目標達成を図るための指導技法の1つです。
相手の話をよく聴き(傾聴)感じたことを伝えて承認し、質問することで自発的な行動を促すコミュニケーション技法となります。コーチングの大きな目的として、相手の能力を引き出すことにあります。
また、コーチングは、あなたに部下が出来た時に限らず、身近な対人関係でも利用できます。

◆コーチングに必要なスキルとは何か?
コーチングでは、相手のことを良く理解して上手にコミュニケーションを図る必要があります。そのため、前述の通り、「傾聴」「質問」「承認」の3つのスキルが重要になってくるのです。各々どんなものか見てみましょう。

➀傾聴するスキル
傾聴とは、聞くだけでなく相手の話を徹底的に聴くことです。
人は、自分の話を聞いてもらえるだけで安心感がありますよね。そこで、相手に常に安心感を与える必要のあるコーチングには、傾聴スキルは欠かせません。
➁質問するスキル
質問はコーチングの要となるものです。一般的な質問と異なり、コーチングにおける質問は、相手が気付いていないことを理解してもらう目的であり、相手のために行うものです。
要するに、相手の気付きを促し、自発的に行動を起こさせるために質問します。
➂承認するスキル
承認は、コーチングならではのスキルと言えます。
普段の生活で、相手を褒めることが恥ずかしくて苦手という方もいらっしゃると思います。
しかし、相手の変化や成長をはっきり言葉でフィードバックすることで、相手は「認められている」「評価されている」という認識を持つことができます。その結果として、次の行動への原動力となるのです。

◆コーチングの基本ステップを知ろう
これから見ていく基本ステップの中で、上記「傾聴」「質問」「評価」のスキルを活用します。
➀目標の明確化
 目標を明確にするとき大切なことが、目標を達成したときの自分の姿をイメージさせることです。例えば、ただ単に「売上目標○○万円」と数字だけの目標にならず、達成した時にどんな能力が身に付き、この先をどうするか意識させることです。
➁現状把握と問題提起
 現状把握は「客観的事実」と「その事実をどのように認識しているのか」の2つの視点で行うのが基本です。
 それは、受注額のような客観的な事実を相手がどのように認識しているかです。
 その認識について、質問を重ねる中で事実誤認や単なる思い込みを修正していきます。
➂行動計画
 以上、➀と➁を踏まえて、目標達成のために何をやるのか明確にしていくステップです。
 ここでも何をやるかについては、相手自身に気付かせることが大切です。
 ポイントは、相手に出来るだけ多くの選択肢を考えてもらいましょう。
➃フォローとフィードバック
 実際に行動を起こしているか確認します。もしまだであれば、その障害となっている
 要因を再度考えてもらいます。また、行動している場合は、その結果として起こったことや感じたことについて話を聞きます。
 相手の行動そのものを確認・修正するだけでなく、相手に対して承認を与えるための重要なステップになります。

コーチングと見聞きすると、難しいイメージはありますが、シンプルで簡単なスキルで活用することができます。実際、コミュニケーションは社会全体に必要不可欠な存在ですよね。